先日、テレビのニュースを見ていたら、「投資詐欺で数十億円を集めた人物が逮捕」という報道が流れていました。たぶん、こういう話を聞くのは、これで30回目くらいです。
いや本当に、毎年同じような話を見てる気がします。
なぜ、同じような詐欺が繰り返されるのか?
「そんなウマい話あるわけないだろ」と、画面の前でツッコみながら思いました。
でも、それでもひっかかる人が後を絶たない。
不思議というか、怖いというか…。
きっと、引っかかった人も同じようなニュースを見たことはあるはずなんですよね。
なのに、いざ“自分だけに届いた特別な話”になると、冷静さを失ってしまう。
よくある“危ないキーワード”にご注意
こういう話には、たいてい決まった言い回しが出てきます。
- 「元本保証です。絶対に損しません」 → それ、投資じゃなくて預金って言うんですよ。
- 「月に3〜5%の配当が出ます」 → 年利じゃなくて月利ですよ? それ、プロでも無理。
- 「今回は特別。一般には出回っていない情報です」 → なぜその話が、一般人の自分に届くのか。冷静に考えよう。
- 「この機会を逃すと、もう入れません」 → 焦らせるのは、判断力を鈍らせるための常套手段です。
被害者の多くは、まじめで普通の人たち
被害にあうのは、欲張りな悪人じゃなくて、普通の人たちなんですよね。
まじめに働いて、ようやくためた老後資金を、一瞬で失ってしまう。
しかも、中には「仲のいい知人にまで紹介してしまった」というケースもある。
地獄です。もう、取り返しつかない。
詐欺師に言いたい
もし仮にこのブログを詐欺師が読んでいたら、言いたい。
人の人生を壊してまで手に入れたお金って、楽しいですか?
夜ぐっすり眠れてますか?
…いや、たぶん、そういう感覚すらないのかもしれませんね。
願い:騙される人が、いなくなりますように
本気で思います。
もう、これ以上騙される人がいなくなってほしい。
自分は大丈夫、と思っている人ほど危ない。
自分だけに届く「特別な投資話」なんて、基本的に存在しません。
ウマい話は、必ず裏があります。
そういう世界に足を突っ込んでしまうと、戻るのは難しい。
このブログを読んでくださった方だけでも、どうか冷静に、慎重に。
今日のひと言:お金は大切。でも、失っていいのは“余裕資金”だけ。
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