こんにちは、セミリタイアおじさんです。
最近は時間に余裕ができて、幸せだなと思うのと同時に、このままでいいのかなと思うようにもなりました。
そんな中で出会った一冊がこちら。
『人生が充実する時間のつかいかた』前野隆司(著)
これ、まさに今の自分に刺さる内容でした。タイトルに惹かれて読んでみたら、「ああ、やっぱり人生って“やりたいこと”より“どう過ごすか”が大事なんだな」と再確認させてくれる本でした。
■ “効率”より“充実”
この本の主張はシンプルです。
「効率よく生きることよりも、充実して生きることのほうが大切だ」
私のような50代のおじさんには、これがしみます。
仕事や家庭をなんとか回してきた数十年、時間を“効率化”することにばかり注力してきた気がします。
ToDoリスト、時短術、マルチタスク…。でもそれで「幸せだったか?」と問われると、ちょっと考えてしまう。
この本は、「今この瞬間をどう味わうか」「心が動く時間をどれだけ持てるか」という視点をくれます。
■ 幸せな時間=“フロー”の時間
本書では「充実した時間とは何か?」を心理学の視点で分析してくれています。
カギになるのが“フロー体験”という概念。没頭して、時間を忘れて、気がつけば何時間も経っていた…。そんな時間こそが、人を一番幸せにするという話です。
自分自身の最近を振り返ってみると、あまりないなと。。。
「他人に評価されなくても、自分の内側から湧いてくる楽しさがある時間」って、本当に貴重なんですよね。
■ 「ムダな時間」こそ豊かさの種かも
ちょっと面白かったのが、著者が「ムダな時間」について肯定的に語っていたこと。
スマホをぼーっと見てる時間、何となく散歩してる時間。
若い頃は「非生産的で無駄だ」と思っていたけど、50を過ぎた今、ああいう“余白”が心に潤いをくれてる気がします。
■ 人生後半戦の「時間の使い方」
この本を読んで、僕の中で一つ決意したことがあります。
「何かをやる」よりも、「誰と・どんな気持ちで過ごすか」を大事にしよう、と。
家族との食事時間をちゃんと味わう。
朝のコーヒーをただ飲むのではなく、香りや味をしっかり感じる。
そんな些細なことの積み重ねが、人生の満足度を上げてくれるんだな、と実感しています。
■まとめ:人生の“質”は時間の“質”で決まる
50代になって、時間のありがたみが身にしみるようになりました。
若い頃は「時間はたっぷりある」なんて思ってたけど、今は「時間は命そのもの」だと思っています。
『人生が充実する時間のつかいかた』は、そんな今の僕にピッタリの本でした。
これからの時間を、ただ“消費”するのではなく、“味わう”。
そういう生き方を、少しずつでもしていきたいなと思います。
📚今日の一冊
『人生が充実する時間のつかいかた』前野隆司 著/ダイヤモンド社
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