高配当株ファンドのメリットとは?インデックスファンドとも比べてみた

資産形成、投資

こんにちは、50代のおじさんです。

最近「将来の生活費は配当でまかないたいなぁ」と思うようになり、高配当株ファンドに注目しています。

でも、資産形成の王道といえばインデックスファンドですよね。私もつみたてNISAではオルカンをコツコツ積んできました。

そこで今回は、高配当株ファンドのメリットを整理しつつ、インデックスファンドとの違いや使い分けについても、自分の経験をもとにまとめてみたいと思います。


🔍 そもそも高配当株ファンドって?

高配当株ファンドとは、配当利回りの高い企業に重点的に投資する投資信託のことです。

通信、エネルギー、銀行、商社などの「成熟・安定企業」が中心です。

分配金(実質的に配当)を定期的に受け取れるのが最大の特徴で、「資産を育てる」より「資産から収入を得る」ことを目的にするスタイルです。


✅ 高配当株ファンドのメリット

① 配当が“定期的に”得られる

50代になると、「資産を増やす」だけでなく「定期的な収入がほしい」という気持ちが出てきます。

高配当株ファンドは、**売却せずとも分配金という形で“お金が入ってくる”**のが魅力。

ちょっとした贅沢や、旅行資金の足しにもなりますし、心理的な安心感が段違いです。


② 株価の上下に左右されにくい生活設計ができる

インデックスファンドは資産全体の成長を目指しますが、資産の評価額が上下するため、売却タイミングが悩みどころになります。

一方、高配当株ファンドなら、評価額が下がっても分配金は入ってくる可能性があるので、長期保有の精神的な負担が少ないです。


③ 分散投資でリスクが抑えられる

個別の高配当株に投資すると、減配リスクがあります。

でもファンドであれば、複数の企業に分散されているので、ある企業が減配しても、全体の配当収入はそれほど揺れにくいのがメリット。


🆚 インデックスファンドとの比較表

比較項目高配当株ファンドインデックスファンド(例:S&P500)
投資目的安定した配当収入資産の長期成長
利益の形分配金(配当)中心値上がり益中心(キャピタルゲイン)
売却しないと現金化できるか○(配当あり)✕(基本的に売却が必要)
リスク耐性やや保守的市場全体に連動=上下が大きいことも
税制面分配金に都度課税(20.315%)利益確定まで課税なし(積み立てに有利)
向いている人セミリタイア・老後資金に若年層・長期積立・成長志向の人に

💬 50代としての使い分けの考え方

私の場合は、現役時代はインデックスファンド、セミリタイアを意識し始めてからは高配当株ファンドを組み入れたという流れです。

👇ポイントは「年齢と目的の変化」

  • 40代までは:インデックス中心で資産を育てる
  • 50代以降は:配当を意識して“取り崩さない設計”へシフト

もちろんどちらか片方ではなく、併用するのが現実的でバランスの良い選択だと思います。


🎯 まとめ:50代は“育てる”から“受け取る”へ

若い頃は「どれだけ資産を増やすか」がテーマでした。

でも50代になってからは、「いかに安心して使っていけるか」「精神的にブレない収入源があるか」がテーマになってきます。

また、暴落などにより資産が半減したケースを想像してみましょう。半額になった資産を取り崩すのはなかなか精神的にツライと思われます。その点、高配当株ファンドは売却しなくても収入があるので精神的に楽です。株価が下落していても配当金さえもらえていれば、のんびりと回復を待つことができます。

その意味で、高配当株ファンドは、

  • 資産を減らさずに収入を得たい
  • セミリタイアを考えている
  • 配当の安心感を重視したい

という50代のおじさん世代にとって、非常に現実的で心強い選択肢だと感じています。


ご参考になればうれしいです。

では、また!

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